8月23日、札幌では観測史上の36.3℃を記録し、日本の最北端稚内市でも30℃を超えるという暑さに襲われました。礼文島でも28.3℃を記録し暑さに慣れない身体には堪える一日ではありましたが、天気の良いときにはどこか歩きたい…ということで、桃岩展望台コースを歩いてきました。
桃岩展望台コースの特徴
礼文島の7つのトレッキングコースの中でも一番人気のあるコースです。礼文島のダイナミックな地形と海、季節ごとにかわるがわる咲く高山植物のお花畑の中を歩くことができます。お花の季節は絶えず様々なお花が咲いてくるので、何度行っても楽しいコースで私も何度も歩いてます。途中にある桃岩展望台では礼文島を代表する奇岩、桃岩と猫岩を見ることができます。濃霧で見晴らしが良くないことも多いですが、霧の中のお花畑も素敵ですよ。強風の日が多かったり、雨の後にぬかるんだ登山道を避けて歩くと植物を痛めるので、路面状況を見て無理せずに歩きましょう。距離は約5.7㎞、コースタイムは3時間ほど。緩やかな上り下りがあります。
桃岩展望台から右側の大きな岩が桃岩、左側海の中に浮かぶ岩が猫岩
今回のハイキング記録 2023/08/23
順路
フェリーターミナルから徒歩でSTART地点の知床へ→元地灯台→桃岩展望台→フェリーターミナルGOAL
※知床まではフェリーターミナルからバスで行くことも可能。今回の順路の逆も可能です。知床にある北のカナリアパークにはカフェがあるので、GOALにソフトクリーム、ドリンクを楽しむこともできます!
時間
休憩あまりせず全行程3時間で戻終わりました。
天気
晴れ。標高の低いところはほぼ無風…。開けた道を歩くので、直射日光となり暑さで体力奪われました。特に知床から元地灯台まではとても暑かったです…。元地灯台まで上がると霧が出て、風も強く吹き体感温度が下がり快適でした。利尻富士も見えましたよ。
花と景色
8月初め頃から秋を代表するお花たちが咲いてきています。礼文島の海は透明度が高く、コバルトブルーの南国の海のよう…で礼文ブルーとも言われます。お花たちと礼文ブルーの海との組み合わせは、何度見ても感動する美しさです。
白い毛虫のようなチシマワレモコウ。至る所でお花を咲かせています。
紫色のツリガネニンジンとシコタンヨモギのお花。シコタンヨモギのお花はクリスマスツリーのようで可愛いです。お花畑を華やかに演出してくれます。
白花のリシリブシ。猛毒のトリカブトの仲間。本来の青紫色のお花も豪華な花付きで、存在感が大きいです。まだまだ蕾があるので、これから主役になりそうです。
礼文島の西海岸の絶壁を眺められます。よく見ると、礼文島三大奇岩のひとつ「地蔵岩」も見ることができます。この日は雲が島の真上に被さっていました。海風と地形による雲ですね。
白くて綺麗なヤマハハコ。山登りでよく見かけたお花。海と合わせて見たのは礼文島が初めて。白と礼文ブルーがお互い引き立てあって、とっても素敵です。
またまた礼文ブルーの海面と秋色の草原。黄色や茶色、やわらかい色合いに変わってきた植物たちも青い海によく合いますね。霧が深かったり、曇っていると鉛色の海になってしまいます。晴れの日が少ない礼文島では、この礼文ブルーに出会える日は多くないです…。
今の主役はツリガネニンジン
白い菊のお花、エゾノコギリソウもたくさん咲いていて、華やかなお花畑を作ってくれています。
黄色く繊細なお花クサレダマ。感じで書くと草連玉です。
ハイキング終了後、海鮮処かふかでお寿司&ビール!サイコーでした😌
おわり