なないろネイチャーノート

なっさんの山歩き、自然観察、自然を楽しむ活動の記録です

島を出て自由の身に!と思ったら日本最北の街「稚内市」で足止めに

2023年9月1日、今季の礼文島での仕事が終わり、無職となって2週間の旅が始まりました。何にも縛られずの旅行…何年夢見ていたものかと、しかも2週間も、北海道!、なんて贅沢なの!またまた礼文島で知り合った仲間たちと楽しめるなんて、島に来てよかったー!わくわく!という歓喜のときでした。

島から出るときはどんより曇り空。島の港にはフェリーの出航を見送る方が集まり、礼文島名物のひとつ、盛大な見送りとなりました。「行ってらしゃーい!」「行ってきまーす!」と島を離れるさみしさでジーンとなりました。

フェリーに揺られ約2時間、稚内港へ到着。半年ぶりの北海道本土。この日はJRの特急で旭川へ行き一泊する予定でした。が、北海道は大雨で宗谷本線が見合わせとなっておりました。バスで札幌まで行こうとしたものの満席。レンタカーを借りて…というのも空きがなく…。結局、島を出たメンバーと稚内で一泊し、翌日の朝一の特急で旭川に向かうことになりました。2日目は旭川から層雲峡温泉に移動するだけだったので、行程の大きな変更の必要がなかったのが救いでした。そんな旅のスタートとなりました。まずは稚内滞在の振り返りです。

日本最北の街 稚内市といえば…

日本最北端の場所、宗谷岬をご存じの方多いでしょう。稚内市に来たらマストというか、それが目的で稚内市に来るといったほうがいいくらいの観光スポットかと思います。晴れて澄んだ日にはサハリンが見えます。その近くには「白い道」というホタテ貝の貝殻が敷き詰められた道もあります。辺鄙な場所でもあるので、車でないと中々行きにくい場所。車がないときはバスを駆使したり、定期観光バスを利用するのがお勧めですね。こちらは4月に行きましたが、まだシーズンオフだったので、初夏から秋までがお勧めの時期ですね。

稚内駅の近くには北防波堤ドームという立派な防波堤を見に行くことができます。2日目の朝に行ってみたので、最後に紹介します。

稚内でお昼ご飯

朝ごはん食べていなかったので、お腹がとってもすいてました。駅から歩いて5分くらいのところにあるレトロな喫茶店「デノーズ」さんで米軍チーズバーガーを注文。

驚くほど大きなハンバーガーがやってきました。

直径18㎝!ナイフで4等分してから食べていきます。バンズの外側がパリッとしていて、思いのほか、パンは軽くふわふわ!パテもおいしくて、バンズでサンドしたのをパクっともぐもぐ!お腹を空かせてきたけれど結構なボリュームに苦しくなってきました。ミルクセーキも飲んでしまって、でも懐かしい味わいにほっこり幸せな気持ち…ですがですが、もう夜ごはんは入らなくなってしまいました。

お店の目玉商品はこちらに自家製ミートソース、とろとろのチーズがトッピングされた「スラッピージョー」とのこと。アツアツグツグツでとっても美味しそうだったのですが、食べきれる自信がなく…でも食べたい気持ちもあって、いつかチャレンジですね!!

日本最北の温泉・ヤムワッカナイ温泉 港のゆ

こちらも稚内駅から歩いて行ける温泉です。徒歩15分くらい。

落ち着いたぬくもりのある空間に、充実した売店、休憩スペース、食事場所もあり。温泉も広々としていて露天風呂もあり、リラックスして過ごすことができました。これからの天気予報をチェックしたり、ボーっとしたり。漫画もたくさん置いてあったので、1日のんびりして過ごせそうです。

施設の隣には観光スポットのひとつ「稚内副港市場」があります。北海道の海産物やお土産などが売られていて、ちょうど行った時には、団体ツアーのお客さんたちが買い物を楽しみ活気のある場所でした。

 

温泉と市場を楽しみ、宿へ向かいます。宿は稚内駅の近くゲストハウスに素泊まりなので、温泉から宿までの道にあるスーパーやコンビニへ寄って軽食を購入しました。

稚内港の朝焼けと北防波堤ドーム

早朝、宿から北防波堤ドームへ散歩に。朝からエゾシカさんたちは街中で早めの食事をしていました。ちらちら視線を向けてきますが、人慣れしているようで、のんびり食事を続けていました。そして、後ろの神殿のような立派な構造物が北防波堤ドームです。冬になると厳しい風が吹き、高波となる稚内。かつての稚内港を守るために作られた防波堤です。

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この日は穏やかな海。朝陽も望めました。磯船に乗った漁師さんたちが昆布漁をしていました。

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朝一の特急列車は無事運行。ようやく旅が進みます。