知るだけでいい
ともに生きていることを
羽を大きく広げて空を舞う、空の王者・オオワシ。
その貫禄ある姿に、誰もが目を奪われる。
利尻島の向かい側、
道北の日本海沿いにも
冬を越すためにオオワシがやってきていた。
このあたりは風力発電所が多く、
道路の脇には圧倒されるほどの風車が立ち並ぶ。
バードストライクで命を落とすオオワシやオジロワシの数も多く、対策もされているけど事故が相次ぎ、先月終わりから、この場所、幌延町の風力発電所の日中の運転が停止されたという。
彼らは人間の活動が原因となって
絶滅の危機に瀕している。
死因の多くは風力発電をはじめ、
列車事故、鉛中毒、感電など。
列車事故と鉛中毒はエゾシカの増加に伴った問題でもあり、生態系の乱れも影響している。
その一方で人間が作った世界、
漁、農耕地、建築物、線路を利用して賢く生きている。
私ができることは
そんな現実を知って、学んで、伝えることだけ。
誰かの心にふれて、
そこから何かが生まれることを信じて
2025/03/28 北海道幌延町