一生に一度は!と夢見てた景色
5年前ごろ、利尻島・礼文島の観光パンフレットを手にしたときに、日本にこんな絶景の島があるのか!?と衝撃を受け、いつか行ってみたいと思うようになりました。その後、登山を楽しむようになり、日本百名山最北の山、1番目の山の利尻山は憧れの存在となり、一生に一度は!利尻礼文には訪れたいと思っていました。そして、2023年の4月から礼文島で働く機会に恵まれ、ついに8月1日~3日に利尻島へ行くことができました。長くなるので1日目、2〜3日目と記事を分けます。
8月1日 海に浮かぶ利尻島へ近づいてきました。お天気も良くてずっとデッキの船旅♬
利尻島へのアクセス(6月~9月)
礼文島から利尻島へのアクセス手段はただ一つ…フェリー🚢
礼文島の香深港からフェリーを利用し利尻島の鴛泊港まで約50分。鴛泊(おしどまり)港、沓形(くつがた)港と2つの港があり、6月から9月にかけて1日合計3本の便があります。今回は鴛泊港を利用しました。
稚内港から利尻島の場合
鴛泊港行きのみ1日3本の便があります。
新千歳空港、丘珠空港から飛行機で利尻空港へも
上記2か所の空港から季節運航で各1便ずつ(約50分)、飛行機で利尻空港にアクセスも可能です。濃霧や強風で欠航になることもあり注意が必要です。利尻島を拠点として礼文島へ行く旅もおススメです。新千歳や札幌から稚内まで行く時間と稚内から礼文島へ行くフェリーの時間(約2時間)を短縮できます。お天気が良ければ、海に浮かぶ利尻島を鳥の目で俯瞰できるのが大きな魅力ですね。飛行機利用の有無に関わらず、空港の展望デッキからは利尻山の麓にある滑走路から飛行機の離発着する様子も見ることができるので、離発着の時間に合わせて旅の行程に加えるのもヨシ🛫
利尻空港から14:25発ANA便の離陸に立ち会うことができました(1日目)
1日目
ぺシ岬
鴛泊港にそびえ立つ標高90mほどの巨大な岩山です。ぺシはアイヌ語で「大きな崖」。礼文島からもよく見えていたので近くで見ることができて嬉しかったです。初めて見たとき「えっ…こんなところ登るの⁉」とあまりにも急な出っ張りに驚いてしまいました。後から考えると利尻山以上の急傾斜です。展望台へ登るルートは入り口から少し登ると、鮮やかなお花に囲まれた会津藩士のお墓が現れます。
福島県民としては見過ごせない場所。蝦夷地をロシアから守るため、寒さに強いという理由もあり、会津藩は江戸幕府の指示により樺太、利尻、礼文に出兵。厳しい冬の環境と、栄養不足、会津へ帰る途中、船が嵐にあい、生きて帰ることができなかった藩士も多くおり、お墓が利尻島に2箇所祀られています。もう1箇所の沓形地域には磐梯山の石を使った石碑があるようですが、こちらは今回行くことができませんでした。過酷な環境、時代に故郷に帰れなかった無念さに同じ故郷を持つひとりとして、胸が痛くなりました。
このお墓の先から、展望台への直登ルートと迂回ルートに分かれます。直登ルートはかなりの急斜面。登りだけでの利用だけがいいかと思いました。
ぺシ岬から礼文島眺められました。お天気良くて利尻ブルー💙
昼食(利尻ラーメン)
鴛泊フェリーターミナルの向かい側のお店
磯焼亭
さんで。
この日は暑さで汗もだくだく。礼文島ではお店でラーメンを食べることがなかったので久々のラーメンで汗をかいて大満足!利尻昆布の出汁、わかめ、ホタテ、エビ、とろろ昆布とあっさり具沢山でした😋
レンタカーで利尻島一周(利尻空港、南浜湿原、オタトマリ沼、姫沼)
初めに利尻空港でANA便の離陸に立ち会い、南浜湿原、利尻島に来たら外せない観光スポットのオタトマリ沼、姫沼へ。
南浜湿原
「メヌウショロ沼」を囲んだ全長約1kmの高層湿原。本州の高層湿原といえば尾瀬。南浜湿原のように低地にある高層湿原は珍しいそうです。礼文島ではなかなか見られないアカエゾマツも育つ湿原でした。一周20分位。サワギキョウ、タチギボウシが伸び伸びと秋に向かって咲いていました。静かな木道歩きなので、気軽に散策できます。
タチギボウシ
リシリアザミ
オタトマリ沼
晴れていれば、利尻山の万年雪と荒々しい岩肌とギザギザした稜線を眺められる絶景スポット。福島で言えば裏磐梯のような感じでしょうか。この日はずっしりとした雲が利尻山を覆ってしまいました。沼は一周20分ほどでできるそうですが、ここではハマナス&熊笹ソフトクリームをいただきました😋おみやげ屋さんや軽食屋さんがあり、THE観光スポットです。
姫沼
原生林に囲まれた姫沼。湧水をせき止めて作られた人造湖。森林浴しながら一周30分ほどで歩けます。きっと朝は野鳥が賑やかそうだなと。利尻山が沼に映る景色が見られるそうですが、風が強く沼には波がたち見れませんでした。もっと歩きたい人には姫沼から2時間ほどでポン山へ行けるポン山・姫沼探勝路も繋がっています🥾
豪勢なウドの花
運良ければクマゲラに会えるかも!?
温泉
沓形の宿に近い「天然温泉 利尻ふれあい温泉」へ。利尻礼文唯一の源泉かけ流し温泉♨
濁ったぬるい源泉にずーっと使ってられそうなお風呂でした。
ちなみに夕食は…
soup curry dining UNBALLON
(スープ カレー ダイニング アンバロン)
さんで。
ワインやピザ、ステーキ、オシャレで素敵なお料理…いただきました🍷
ドラックストア、ホームセンター、パン屋さん、おしゃれなお店、洋菓子屋さん……
礼文島で暮らしているとずいぶんと生活しやすそう…もっと気軽に行けたらなあ…と羨ましく思ってしまいました🥺
利尻山登山2日目~3日目は次回の記事で!